→ 1700万円溶かした夫と、44歳でバリスタFIREを達成した私。次は二人でFIREを目指す話
公務員のリアルな働き方
公務員は、「定時で帰り」で「土日お休み」のイメージですよね?
実態は違います💦少なくとも私が勤めていた自治体は、違いました。
時短勤務にもかかわらず、残業がありました。個人情報を含む書類は持ち出せないので、そういった仕事は残業して片付ける。それ以外の作業は家に持ち帰ってやる。休日出勤もある。
子どもを迎えに行って、ご飯を食べさせて、寝かしつけてから仕事を再開する。そんな日もありました。育休から復帰してしばらくは、仕事、家事、育児の両立の仕方がわからなくて、朝4時に起きて、夜ご飯の用意をして出勤していました。
「もう少し時間に余裕が欲しい」そう思うことが、だんだん増えていきました。
転機になった子どもからの電話
転機になったのは、子どもたちからの電話でした。
残業をしているといつも夜8時頃に、職場にいる私のスマホが鳴ります。出ると、まず上の子が話しかけてきます。
「お母さん、もう 帰ってくる?」
そして電話口の向こうから、下の子の声が聞こえてくる。
「おかあさん いっしょに ねよう」
泣きながら言っていました。
育休中はずっと一緒にいた。毎晩寝かしつけていた。それが仕事に復帰した途端、夜になっても母親が帰ってこない。2歳の子どもには、理解できなかったと思います。
泣き疲れて寝た顔を見るたびに、私はいったい、何のために働いているんだろう。
考えるようになりました。
FIREを決意するまで
振り返ると、ずっとしんどかったんだと思います。
独身の頃は、仕事に目一杯向き合えていました。でも結婚して、子どもが生まれてからは、仕事・家事・育児、すべてが中途半端な気がして、いつも誰かに後ろめたい気持ちでいました。仕事を優先すれば、家族が犠牲になる。家族を優先すれば、仕事が中途半端になる。子どもが熱を出せば休まないといけない。そのたびに職場に申し訳ない気持ちになる。
夫は家事にも育児にも協力的でした。子どもがお父さん大好きって言うだけはあります。
でも私自身が責任感を持って仕事に向き合い続けることに、限界を感じていました。そんな時に、泣き疲れて寝ている子どもの顔を見ました。
それからFIREを本気で考え始めました。数字を計算して、夫と話し合って。「やれるかもしれない」という気持ちに、少しずつ変わっていきました。
退職までの道のり
決意してから、実際に退職するまで4年かかりました。
その4年間で、資産を積み上げて、固定費を削って、FIREできる状態を整えていきました。
私の退職が内示で示されたあと、同じように家事・育児・仕事を両立しながら悩んでいた女性の職員たちが、「やっぱり両立って無理なのかな」と悩みながら話に来てくれたり、連絡をくれたりしました。一番仲が良かった同期は「寂しいけど、はなの人生だから」と応援してくれました。
彼女たちが仕事を続けられる職場であってほしい。そう思っています。
バリスタFIREを選んだ理由
「もう働きたくない」と思っていたわけではありませんでした。
しんどかったのは、仕事の量と働き方。働くことが嫌いだったわけではない。だから完全にやめるのではなく、自分のペースで働き続けるバリスタFIREを選びました。
理由は2つあります。
一つは、社会とのつながりを持っていたかったから。家にこもりきりになるのは、自分には合わないと思いました。適度に外の世界と関わりながら生きていきたい。
もう一つは、子どもたちに働くことの大切さを伝えたかったから。お金は働いて得るもの。その姿を見せ続けることが、親として大事だと思っています。
週4日・6時間の在宅ワークという今の働き方は、そのバランスがちょうどいい。
辞めてみてどうだったか
辞めて、最初に感じたのは「土日が自分のものになった」という感覚でした。
以前の土日は、仕事か家事で終わっていました。子どもと遊ぶ時間も、宿題を見る時間も、ゆっくり話を聞く時間もなかった。
今は違います。土日は完全に休みです。子どもと一緒に出かけて、宿題を横で見て、他愛もない話をゆっくり聞ける。
そして自分自身も、元気になりました。知らず知らずのうちに消耗していたんだと思います。辞めてみて初めて、それがわかりました。
心に余裕ができたら、やりたいことも出てきました。そのひとつが、このブログです。
今の働き方しかないと思っているあなたへ
今の働き方しかない。この仕事を辞めるわけにはいかない。
そう思っていませんか?私もそう思っていました。
でも、選択肢は思っているより多いです。
今の会社や職場にしがみつかなくても、生きていける方法はある。人と違うことをしても、大丈夫です。
私自身がそうでした。周りと違うことを、一つひとつ試してきました。
車を売っても大丈夫。保険を解約しても大丈夫。投資を始めても大丈夫。きちんとお金の勉強をして、きちんと管理できれば、ずっと働き続けなくても大丈夫。
みんながしていることが、正しいわけじゃない。
「普通」に見えるものの中に、実は必要のないものがたくさんあります。そこに気づいた時、選択肢はぐっと広がります。
きちんと勉強すれば、人と違う道を選んでも、自分の人生を手に入れられる。私がそうでした。
お金の不安がなくなると、人生の選択肢は思っているより広がります。まず知ることから始めてみてください。

